2012年7月13日金曜日

channel ORANGE

Gotta talk bout this amazing & great album by Frank Ocean, "channel ORANGE" which released by the most gifted singer-songwriters of his generation.



もう上半期のベストアルバムとか書いてる場合じゃないね!
出ましたね!フランク海洋ことFrank Oceanのchannel ORANGE!!

実際公式でリリースは7月17日なんですが、7月10日に何の発表も無しに突如iTunesで先行販売が開始されました!
iTunes Music Store Japan→ channel ORANGE by Frank Ocean
iTunes Music Store U.S.A→ channel ORANGE by Frank Ocean

配信開始してから一日程度でアメリカ、カナダ、デンマーク、ギリシャ、アイルランド、ノルウェー、スウェーデン、イギリス、オーストラリア & ニュージーランドの10ヶ国のiTMSでNo. 1に輝いてますー。

デビュースタジオアルバムのリリースがここまで待ち望まれてたR&B Singerって中々いないでしょうね。
彼が発表した一枚のMixtapeが始まりですね。
"nostalgia, ULTRA"


この一枚のMixtapeでスターダムにのし上がっていくわけですよ!
耳に残る透き通る綺麗な声。
カセットテープを聴いてるような構成の面白さ。
Coldplay, Radiohead, Mr Hudson, Eagles & MGMTをサンプリングしたりしてるので耳馴染みも良い音が揃ってます。
特に注目したいのは彼のSongwritingの才能ですね。詩の様な美しいLyrics。

諸々全ての要素が完璧な作品で、R&B史上でもかなり上位にくると思えるくらいの完成度です。

もう何度リピートしたか分からないくらい聴きまくってる作品ですw
このnostalgia, ULTRAはフリーでダウンロード出来るので一度DLしてみてください!


そんな彼がリリースしたのが
"channel ORANGE"

世界待望のデビューアルバムなわけですよ。
さっきのnostalgia, ULTRAが一時期公式版として出るって話があったり、nostalgia, LITEとして出るって話があったりしてたけど、それら全てが流れに流れてしまってかなりフラストレーションが溜まってきてた中でのやっとのデビューアルバムなわけです!

かなーり首を長くして待ち望んでいた作品なんですよ。

nostalgia, ULTRAから
Novacane


Swim Good


がシングルカットされ、

feat. として
CrewのトップであるTyler, The Creatorにフックアップされ
She



Jay-Z & kanYe WestのNo Church In The WildとMade In Americaに客演し


と少しずつの公式な露出とリークなどで新曲はちょくちょくはあったもののやっぱり彼の作品をアルバムで聴きたい!って気持ちは徐々に大きくなってくわけですよ。
ちょろちょろと新作が出てくる分拍車がかかってく感じで!

channel ORANGEからも
およそ10分にもなる大作のPyramidsが発表されて、この曲の格好良さにchannel ORANGEの期待値がどんどん高まっていっているところで一つの噂が。


Frank OceanはBi-Sexualなんじゃないかという。
channel ORANGE”の試聴会にて、そこに行った音楽系レポーターのマックスが彼のBlogにて「フランク・オーシャンは自身のセクシャリティを明かした」と報告した。
“Bad Religion”、“Pink Matter”、“Forrest Gump”という曲の歌詞で、描かれる恋愛対象について「彼女」ではなく「彼」という言葉が使われていたとレポートしたことによって世界にその噂が広がっていくことになりました。

この噂の少し前にCNNのアンカーマンであるAnderson Cooperが「The Fact is, I'm Gay」ってゲイであることをカミングアウトしたところだったから加速していったのかな。

で、Frank Oceanは彼の公式Tumblr.でそれに答えていくわけですね。



このレポートを受けてフランク・オーシャンは米時間で7月3日、「これはアルバム・クレジットの謝辞の欄に入れる予定だったものだが、色々と噂が出回っているようだから……これではっきりするかと思う」と前置きし、過去に男性に恋をしたことがあると自身のTumblr上で発表。「4年前の夏、ある人に出会った。俺は19歳だった。彼も19歳だった。その夏、それから次の年の夏まで、俺たちは一緒にいた。ほぼ毎日ね。一緒に過ごす日々はあっという間に過ぎていった。1日のほどんとのあいだ、俺は彼のことを、彼の笑顔を見ていた。彼の話を、沈黙を聴いていた……眠る時間まで。よく彼と一緒に眠った。自分が恋に落ちているんだと自覚したときには、それは(※病気で言えば)悪性の恋だった。希望の持てない恋。逃げ道はなかった。俺の初恋だった。この恋が、俺の人生を変えた」「彼はできるかぎりのことをしたと思うけど、俺と同じ気持ちであることは認めなかった。それから3年間、彼は本当の気持ちを明かすことはなかった。俺は、彼との変わった友情を保つことにした。彼のいない人生なんて想像もできなかったから。自分自身を、自分の感情を押し殺した。常には、うまくいかなかったけど」と振り返っている。

それ以前には女性との交際があったことなども明かしながらフランクは、「この文章を書く前に、この話を何人かに話したことがある。俺が生きていけるのは、間違いなく聴いてくれたその人たちのおかげだ」と感謝を綴っている。最後に彼は、「もう俺には秘密はないし、隠す必要もない。俺の初恋の人へ、君に感謝している。君を忘れない。あの夏を忘れない。君に会ったときのかつての自分を、俺はずっと覚えているだろう」「自由な男になった気分だ」などと締めくくっている。

via. bmr.jp  フランク・オーシャンもカミングアウト! 「彼は俺の初恋だった」
出来るだけ原文を読んで欲しいですね。彼の思ってることを直接感じて欲しいってのと文章が詩的でとても綺麗なので。
このカミングアウトには寝耳に水で驚きしかなかったのですが、まぁ彼がバイであろうが、ストレートであろうが音楽性には何も関係ないわけで。
むしろHip HopやR&Bの世界でゲイである、バイであるっていうカミングアウトは命取りで今後の音楽活動にも多大なる影響が及ぼしてくるんだけど、それでも勇気を出して彼のSexualityを打ち明けたことは尊敬に値すると思いますね。

Frank OceanのカミングアウトをうけてCrewのトップであるTyler, The Creatorは

とコメント。良好な関係にあるんだなーと再認識。
他にもBeyoncéやBusta Rhymes等など多くの人がFrank Oceanのカミングアウトに支持を表明してますね。

そんなアナウンスメントをした後に、channel ORANGEからもう一曲カットされて発表されたのが、


Sweet Life

この曲名からももう彼の中でスッキリしたのが伺えますねw
これを聴いて、アルバムがどんな感じの路線になるのか何となくの姿・形が見えてきましたね。
それで後10日でアルバム発売かー!楽しみだな!って思ってた矢先の、

突如のiTunes Music Storeでの先行リリースだったんですよね。
もう世に出回ってるのに残り一週間も待てるわけがなかったので即購入です!

Track List
1. Start
2. Thinkin Bout You
3. Fertilizer
4. Sierra Leone
5. Sweet Life
6. Not Just Money
7. Super Rich Kids feat. Earl Sweatshirt
8. Pilot Jones
9. Crack Rock
10. Pyramids
11. Lost
12. White feat. John Mayer
13. Monks
14. Bad Religion
15. Pink Matter feat. André 3000
16. Forrest Gump
17. End


最初一発目に通して聴いてみての感想は「ん?何か物足りないなー。」でしたw
何かアルバムとして完成されちゃってて、サラッと聴けてしまって。

構成としてはnostalgia, ULTRAのときのようにInterludeを軽く挟んでいって、よくあるただ単に曲をコンパイルしただけのアルバムっていうのでなく、アルバムを一枚通して聴いてもらうような感じになってますね。
なので一曲、二曲だけが突出して完成されてる曲と言う感じでなく、全ての曲が計算尽くされていて捨て曲なんて概念なし!寧ろ一曲も逃さないで聴いてくれって感じでどれもが高いレベルにあったからこそサラッと聴けちゃったんじゃないかなって思いますね。

だからこそ、2周目以降からはその完成度の高さや素晴らしさをこちらも理解出来てくるので聴けば聴くほどハマり込んでいってしまうような作品です。

Lyricsに関してはComplexが
The 10 Best Lyrics From Frank Ocean's "Channel Orange”
っていうのを早速あげているので是非読んで見て欲しいです。


客演の数も3人だけ(内一人はギターだけ)ってのも絶妙!
一人は同じOFWGKTAのCrewであるEarl Sweatshirt!
若干まだ18歳のフレッシュなOFWGKTAのラッパーです。
XXL's Freshmen 2012のリストに入ってたりしてて将来有望な子ですねー。
母親に問題起こしたからサモアに送られたりとちょっとよく分からない一面もありますがw

もう一人はLegendaryなUnit、OutKastからAndré 3000!
お洒落でも音楽性でも個性たっぷりなAndré 3000。
しかし、まさかの共演でした!何となく相性は良さそうだなとは思ってたけど、Tracklistが発表されたときに名前が載っててかなりびっくりしました!

最後には2007年度発売のRolling Stones誌ではNew Guitar Godsの3人の内の一人に選ばれたJohn Mayer!

Songwritingでも参加してるみたいですねー。彼のギターが良い味出してます。この人の参加は然程驚かなかったですね。有り得そうだったと言うかwでも実際凄い共演w

もうねPitchforkが9.5点とかあげちゃうのも理解出来るね!
Pitchfork Album Review: channel ORANGE by Frank Ocean

BillboardではTrack-by-Track Reviewを上げてますね!
軒並み他のメディアでもかなりの高評価を受けてます。

と色々長々書きましたが一度、いや二度三度と聴いてその良さを肌で感じてもらいたい作品ですね。
この世代のR&Bのアルバムでは世代を代表するような作品かもしれません。取り敢えず、今年を代表する一枚であることは間違いないかな!
Wether you like R&B or not, R&Bが好きか嫌いかは関係なしに音楽が好きなら必聴な作品です。

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